皆さん、こんにちは。茨城県常陸太田市に拠点を構えてから60年、地元の材料・天然無垢材でつくる家を提供し続けている海老根工務店です。
新築工事とリフォーム工事を行い、人にやさしい素材を活用して長持ちする家を作ってきました。弊社で活用している無垢材は杉木材とヒノキ木材です。
どちらの木にもシロアリやダニ、カビなどの発生を防いでくれる成分が含まれているため、家をつくる素材として適しています。
本記事では、無垢材の利点や効果、国産木材と外国産木材の違いについて詳しく解説します。マイホームを建てたいと検討しているなら、ぜひ国産の天然無垢材を使用した長持ちする家を建てることをおすすめします。
■杉木材
家をつくるのに使用される木材の一つに、杉木材があります。杉木材は非常に優れた性質をもち、家を長持ちさせてくれます。
そのため、杉木材を使った家に住んでいるという方も多いでしょう。杉木材は優れているというだけでなく日本の風土にもあっていて、日本ではなじみ深い木材でもあるため、杉を植林している山も多くあります。ここでは、杉木材の特徴や効果について詳しく解説します。
・杉木材の特徴
杉木材の特徴は、調湿作用があり、断熱性が高いことです。杉は木材の中でも特に空気を含みやすく、湿気が多いときには空気中の水分を吸収してくれるので、湿度が高いときに重宝します。
杉の木材を使用することで、加湿器や除湿器がなくても快適に過ごすことができるかtらです。また、乾燥する時期になると取り込んだ水分を放出してくれるため、冬の暖房を使用してもひどく乾燥して喉を痛める、ということが少なくなるでしょう。
そのため、湿気が多くて不快感を催す梅雨の時期も、乾燥しがちな冬の時期も快適に過ごすことができます。
また、空気を多く含んでいるために断熱性が高く、冷えやすい床などに使うとほんのりとした温かみがあるため、冷え性の方などにはおすすめの素材といえるでしょう。
断熱性が高いということは夏に涼しく冬は暖かく過ごせるため、他の建築材を使用したときよりも冷暖房の費用が抑えられる可能性があります。
・杉木材の効果
杉木材には、さまざまな効果があります。たとえば、杉木材が発する芳香には、化学物質を分解する働きが期待できます。
生活の中で発生するさまざまな悪臭は、そのほとんどが化学物質が原因です。そのため、家を建てるときに杉木材を使用することによって、悪臭を除去することができるのです。
特に柱や床材などには、杉木材が重宝されるでしょう。不快なにおいがしなければ、家の中でしっかりとくつろぐことができます。
また、杉木材の内部には、空気の層が多く含まれているため、幅広い周波数の音を吸収することが可能です。
さまざまな音をバランスよく吸収することによって、物音だけでなく話し声も柔らかく聞こえるという効果があります。特に小さな子供がいる家などはおすすめといえます。
■ヒノキ木材
杉木材と同様に、家をつくるときに使用することによってさまざまな効果が期待できるのが、ヒノキ木材です。ヒノキ木材は杉木材ほど多く植林されているわけではないため、絶対量がかなり少ないといえます。
そのため、品質の良いヒノキは、どうしても単価が高くなりがちです。高級素材といったイメージがあるヒノキですが、意外に身近なところでも使用されています。ここでは、ヒノキ木材の特徴や効果などについて詳しく解説します。
・ヒノキ木材の特徴
ヒノキは、日本と台湾にしかない珍しい樹です。海外でヒノキ造りの家を見たことがない、輸入木材の中にヒノキがないというのは、ヒノキ自体が台湾以外海外にないからです。
日本では、ヒノキ材は昔から家をつくるのに使用されてきました。特に神社仏閣に多く使用され、その耐久性は木材の中では世界でも指折りの建築素材です。
ヒノキを使った建築物は、1000年以上がたった今でも美しい姿を保ち続けているほどです。また、資源量が少なく昔から高級素材として扱われてきたものの、さまざまな日用品にも使われるほど、日本人にとってはなじみ深い木材といえるでしょう。
そのため、価格は高くても劣化しにくいために長く使うことができ、断熱性に優れているため夏は涼しく冬は暖かく過ごせるため、フローリング材などとして使用することで今後発生するであろう冷暖房の費用なども安くすることが可能です。
・ヒノキ木材の効果・香りにアロマ効果?
ヒノキ木材からは、アロマ効果のある香りが分泌されています。ヒノキの香りをかぐと心が落ち着くため、リラックスできるからと風呂桶としても使用されているほどです。
そのため、ヒノキのお風呂に入ると疲れが和らぎます。もちろん迷信などではなく、科学的にもヒノキから漂う香りに含まれるαピネンという成分のおかげということが証明されています。
ヒノキに含まれる有用な成分はαピネンだけでなく、リラックス効果をもたらしてくれるフィトンチッドという成分もあります。
そのため、ヒノキはお風呂の材料としてもよく使用されます。その他、ヒノキには抗菌作用のある成分も含まれているため、ヒノキを使用することによってシロアリの被害を防ぐことが可能です。
■国産木材と外国産木材の違い
住宅に使用される木材には、国産木材と輸入木材があります。国産だから品質が良いというわけではありません。国産であっても品質が低い木材はあり、輸入品であっても国産に負けないほど品質が高い木材もあります。
また、木材の特徴として国産でも輸入品でも天然木であれば反りは起こりやすいものです。なぜなら、木の調湿作用(呼吸)のため木材は収縮と膨張を繰り返しているからです。
そのため、反りがあるからといって必ずしも品質が悪いというわけではありません。国産木材は外国産木材とは異なり、木目がまっすぐで年輪が狭く、美しい見た目が特徴です。
また、見た目が美しいというだけでなく、変形のリスクも軽減できるのも特徴です。一方で輸入木材の大きな特徴には、コストの安さがあります。
国産木材は伐採できる量に限りがあり、どうしてもコストが高くなってしまいますが、輸入木材は流通量が多く、その分安く手に入れることができるのです。
ただし、輸入木材には消毒義務があり、殺虫処理が施されています。そのため、専門家によると人体への影響が全くないとは言い切れないとのことです。
■海老根工務店のこだわり~茨城県産材「八溝山の無垢材」とは?
国産の天然無垢材を使用した家は、耐久性に優れているだけでなく、断熱効果や殺菌作用、消臭効果などが期待できます。
そのため、初期コストは高くても、長い目で見ると光熱費などの住宅維持のためのコストが安くなる場合もあります。
特に杉材やヒノキ材などは、優れた特性がある木材のため、住宅をつくる際におすすめといえるでしょう。
しかし、どのような木材でも良いというわけではなく、品質の良い木材でなければ意味がありません。
海老根工務店では、茨城県産材「八溝山の無垢材」を使用しています。茨城県産材「八溝山の無垢材」は日光・八溝で算出される木材で、ヒノキの分布のほぼ北限であり、全国でも有数の良質な木材の産地です。
ねじれ・曲がり・腐れ・シミなどといった欠点が出にくく、害虫もあまりいません。海老根工務店で茨城県産材「八溝山の無垢材」の使用にこだわっている理由には木材の品質が良いというのもありますが、その土地で育った木材がその土地の気候や風土に合っているためです。
現地の気候で育った木材を使用することによって湿度や温度の影響を受けにくく、耐久性に優れているのが特徴といえるでしょう。
実際に海老根工務店で家を建てた方のお声を以下に掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。地元の木材を使用した家が気になるという方は、まずは一度お問い合わせくださいね。
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